白く強く輝く、柔らかな金属です。そのままでは形がくずれやすいので、ふつうは少しほかの金属を混ぜて丈夫にします。空気中の硫黄と結びつくと黒くくもりますが、磨けばまたもとの輝きがもどります。地面の中では、鉛や銅の鉱石にまじって見つかることが多い元素です。
使われ方と研究
アクセサリーや食器、鏡に使われます。電気や熱を最もよく通す金属です。
銀の化合物は光が当たると黒く変わり、その性質が写真のフィルムに利用されました。
金に次いでよくのびる金属で、薄く伸ばしたり細い線にしたりできます。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
銀の原子番号は47です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も47個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。