金色がかった銀色の、とても柔らかい金属です。金属の中でもとくに反応しやすく、水に触れると激しい音を立ててはじけます。原子が決まった回数だけふるえる時間をもとに1秒の長さを決めたことで、世界中の時計のよりどころをになう元素になりました。
使われ方と研究
世界の「1秒」の長さを決める、とても正確な原子時計に使われる元素です。
名前は、ラテン語で「空色」を意味する言葉からきています。
金属なのに金色がかっていて、およそ28度で溶けてしまいます。
似た性質を持つ金属の仲間
アルカリ金属は周期表の一族に並ぶ金属です。単体は反応しやすく、自然の中ではほかの元素と結びついた化合物として見つかります。塩や鉱物に含まれる元素と、銀色の金属の単体は同じ物質ではありません。身近な材料の名前と、その中に含まれる元素の名前を区別することが、性質を理解する第一歩です。
原子番号から分かること
セシウムの原子番号は55です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も55個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。