青みをおびた銀色の、ずっしりとした金属です。同じ大きさで比べると、鉛の二倍ちかい重さになります。とても硬いため、すり減っては困る部品の先に少しだけ使われますが、粉にすると強いにおいのあるものに変わるので、扱いには注意が必要です。自然の中ではイリジウムなどと合金の形で見つかり、取り出すには手間のかかる元素です。
使われ方と研究
イリジウムとならんで、最も重い(密度が大きい)金属。万年筆のペン先などに使われます。
名前は、ギリシャ語で「におい」を意味する言葉からきています。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
オスミウムの原子番号は76です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も76個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。