青みをおびた銀色で、常温ではもろいのに、少し温めるとよくのびるようになる変わった金属です。鉄の表面をおおうと、自分が先にさびることで内側の鉄を守ってくれます。おかげで屋根やガードレールが長持ちし、雨の多い土地ではとくにたよりにされています。
使われ方と研究
鉄がさびないようにめっき(トタン)に使われます。かんでんちや、体に必要な栄養にも含まれます。
銅と混ぜると金色に近い「真ちゅう」になり、日本の5円玉もこの合金です。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
亜鉛の原子番号は30です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も30個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。