赤黒い姿と灰色の姿をもつ、非金属の仲間です。地球の岩石の中にはとても少なく、銅を取り出すときに底にたまるどろから集められます。ガラスに混ぜる量を変えると、みどりの色みを打ち消して無色にしたり、深い赤色をつけたりできるので、色ガラスづくりにも使われています。
使われ方と研究
ガラスの色つけや、体に少し必要な栄養に含まれます。コピー機に使われたこともあります。
名前は、ギリシャ語で月を意味する「セレネ」からきています。
光が当たると電気を通しやすくなるので、明るさをはかる部品に使われました。
非金属にも、いろいろな姿がある
非金属は、一つの姿や性質だけでまとめられる仲間ではありません。気体も固体もあり、同じ元素でも原子の並び方によって性質が変わることがあります。炭素の黒鉛とダイヤモンドはその例です。原子の種類を知ったら、その原子が単独なのか、分子を作るのか、大きな結晶の一部なのかも考えてみましょう。
原子番号から分かること
セレンの原子番号は34です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も34個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。