金属ではないのに常温で液体でいられる、ただ一つの元素です。深い赤茶色をしていて、ふたを開けると赤い気体が立ちのぼり、つんとしたにおいが広がります。銀と結びついた結晶は光が当たると変化するため、写真がまだフィルムだったころ、光をとらえる役をになっていました。
使われ方と研究
常温で液体になる、めずらしい元素(もう一つは水銀)。むかしは写真のフィルムに使われました。
名前は、ギリシャ語で「悪いにおい」を意味する言葉からきています。
海水に溶けていて、そこから取り出されます。
単体と化合物で変わる性質
ハロゲンは周期表の十七族に並ぶ元素です。身近な物質には、この仲間を含む化合物が多くあります。ただし、化合物の性質をそのまま単体に当てはめることはできません。食塩の塩化物イオンと、気体の塩素が違うのがその例です。同じ族でも、常温の状態や反応のしやすさには違いがあります。
原子番号から分かること
臭素の原子番号は35です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も35個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。