銀白色の重い金属で、削るとすぐに黒っぽい膜ができます。自然のウランには性質の違う同位体(どういたい)がまじっていて、そのうちのわずかな一種だけが、中性子(ちゅうせいし)を受けて二つに割れます。その割れる力を一気に取り出すか、ゆっくり熱に変えるかで、原子力の使い道が分かれてきました。
使われ方と研究
原子力発電の燃料になる元素。核分裂という反応で、大きなエネルギーを出します。
名前は、わく星の天王星(ウラヌス)からきています。
自然の中にまとまった量で見つかる元素としては、最も原子番号が大きい元素です。
わずかな試料から、性質を調べる
アクチノイドは周期表の下の段にまとめられ、どの元素にも安定な同位体がありません。同位体とは、陽子の数が同じで、中性子の数が違う原子です。自然の鉱物に含まれる元素もあれば、研究のためにわずかな量だけ作られる元素もあります。利用や性質を読むときは、どの同位体についての話かも大切になります。
原子番号から分かること
ウランの原子番号は92です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も92個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。