金属の仲間では飛びぬけて軽く、薄い銀色をしていますが、空気に触れるとすぐにくもってしまいます。そのため、油の中やガスを入れた入れものの中にしまっておきます。小さくて軽い原子が電気を蓄える役に立つとわかってから、持ち運べる機械の世界を大きく変えた元素になりました。
使われ方と研究
スマホやノートパソコンの充電できる電池(リチウムイオン電池)に使われている、最も軽い金属です。
金属なのに水にうかぶほど軽く、ナイフで切れる柔らかさです。
炎の中に入れると赤い色にもえる「炎色反応(えんしょくはんのう)」を見せます。
似た性質を持つ金属の仲間
アルカリ金属は周期表の一族に並ぶ金属です。単体は反応しやすく、自然の中ではほかの元素と結びついた化合物として見つかります。塩や鉱物に含まれる元素と、銀色の金属の単体は同じ物質ではありません。身近な材料の名前と、その中に含まれる元素の名前を区別することが、性質を理解する第一歩です。
原子番号から分かること
リチウムの原子番号は3です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も3個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。