星座早見盤メーカーとは?
星座早見盤は、月日と時刻を合わせるだけで「いま空に出ている星座」がわかる、
昔からある紙の道具です。このページでは、その早見盤をA4の紙2枚として印刷できます。
①星図盤(星と星座線が描いてある丸い盤。ふちに月日の目もり)と
②窓枠シート(地平線のかたちの窓が開いた盤。ふちに時刻の目もり)を、
まんなかで留めて回せば完成です。電池も電波もいらないので、キャンプ場でも山でも、
スマホの電池を気にせず使えます。
組み立てかた
- 2枚を印刷:A4・倍率100%(実際のサイズ)・余白なし(最小)で印刷します。少し厚めの紙のほうが丈夫です。
- 丸く切る:①星図盤も②窓枠シートも、いちばん外の細い円で丸く切ります。
- 窓を切りぬく:②窓枠シートの、たまご形の線(地平線)の内がわを切りぬきます。ここが空を見る窓になります。
- 中心を留める:①の上に②を重ね、まんなかの+どうしを合わせて穴をあけ、紙ファスナー(割りピン)で留めます。②がくるくる回れば完成です。
- 使う:②の時刻の目もりを、①の月日の目もりに合わせます。すると窓の中に、その日その時刻の空が出てきます。
空でのさがしかた
- 早見盤を頭の上にかざして、これから見たい方角(たとえば南)の文字が自分の向いている方へ来るように持ちます。
- 窓のまんなか(「+頭の真上」と書いてあるところ)が、そのまま頭の真上の空です。窓のふちが地平線です。
- 早見盤では東と西が地図と逆に見えます。空を見あげたときの向きに合わせてあるので、そのままで正しい向きです。
- まずは1等星(名前がカタカナで書いてある星)と、北斗七星・カシオペヤ座のWなど大きな形からさがすと見つけやすくなります。
のっている星と星座
星は3.5等星までで、星座線をつくるのに必要な少し暗い星を足して317個。
星座線は日本から見やすい26星座・171本、
名前のつく1等星が16個です。星の大きさは明るさをあらわしています。
盤のふち(いちばん外の星の円)は赤緯 -55 度で、北緯35度では
ちょうど真南の地平線にあたります。
データの出どころとライセンス(先生・保護者の方へ)
星の位置(赤経・赤緯/分点 J2000.0)と明るさは、
d3-celestial
の恒星カタログ(BSD 3-Clause・Copyright (c) 2015, Olaf Frohn/もとは Hipparcos・
Yale Bright Star Catalogue)から機械変換だけで取り込みました。ライセンス全文は
src/data/hoshizora/LICENSE-d3-celestial.txt に同梱しています。
取り込んだあと、監修者が指定した9つの星(ポラリス・ベガ・シリウス・ベテルギウス・アルタイル・
デネブ・アンタレス・スピカ・カペラ)の位置と0.3度以内で一致することを機械チェックしています。
星座線(星と星の結び方)は temoto.app の自前定義です。星座の結び方に唯一の正解はなく、
公開されている星座線データセットには強い条項のライセンスが付いているものがあるため、
既存データセットからの転記はしていません。組み立て手順の図や飾りもすべて自前のSVGで、
外部の画像は1枚も使っていません。
投影は天の北極を中心にした正距方位図法(中心からの距離が北極からの角度に比例する図法)で、
窓のかたち(地平線)も同じ図法で北緯35度から厳密に計算しています。
月日の目もりと時刻の目もりの整合、地平線の4方位(北・東・南・西)の位置、恒星時の計算は
tools/verify-hoshizora.mjs が毎回検査しています。
正直な注意
- 惑星・月は表示していません。恒星だけの早見盤です。
- 北緯35度(本州)基準です。沖縄・北海道では地平線ぎわの見え方がずれます。
- 時刻は日本標準時(東経135度)の目もりです。経度のちがいで最大20分ほどずれます。
- 星の位置は分点 J2000.0 のものです。歳差のぶん、いまの空とはわずかにずれます(紙の早見盤で読み取れる大きさではありません)。
- 街の明かりがあると、実際に見える星は早見盤よりずっと少なくなります。