鉄ほど重くないのに鉄に負けない強さをもち、海水につけてもさびない銀色の金属です。地面の中にはたくさんあるのですが、酸素としっかり結びついているため、取り出すのに手間と電気がかかります。体の中に入れてもなじみやすく、けがや歯の治療にも役立っています。
使われ方と研究
軽くてさびにくく、とても丈夫。めがねのフレーム、飛行機、人工のほねや歯にも使われます。
名前は、ギリシャ神話の巨人タイタン(ティタン)からきています。
酸化チタンは真っ白な粉で、白い絵の具や日やけ止めに使われます。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
チタンの原子番号は22です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も22個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。