アルミニウムに近い軽さをもつ銀色の金属で、少し混ぜるだけで合金をぐっと強くします。地球全体で見ればそれほど少ない元素ではないのですが、一か所に集まりにくく、鉱石として掘り出しにくいのが悩みです。そのため値段が高く、使われる場面はまだ限られています。
使われ方と研究
軽くて丈夫な合金を作るのに使われ、じてん車のフレームやスポーツ用品に用いられることがあります。
名前は、北ヨーロッパの地方スカンジナビアからきています。
とても明るい照明のランプに混ぜると、太陽の光に近い色になります。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
スカンジウムの原子番号は21です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も21個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。