銀白色の硬い金属で、ジルコニウムといつも同じ鉱石の中に寄りそっています。ところが中性子(ちゅうせいし)へのふるまいだけは正反対で、ハフニウムはよく吸いこみ、ジルコニウムはほとんど吸いません。そのため同じ鉱石から生まれながら、原子炉(げんしろ)の中では正反対の役をになうことになります。
使われ方と研究
コンピューターのICチップの部品や、原子炉で反応を調整する棒に使われます。
名前は、コペンハーゲンのラテン語名ハフニアからきています。
性質がジルコニウムととてもよく似ていて、分けるのが難しい元素です。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
ハフニウムの原子番号は72です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も72個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。