柔らかい銀色の金属で、切ったばかりの面は輝いていますが、すぐにくもってしまいます。自然の中では岩塩(がんえん)や鉱物(こうぶつ)に含まれ、水に溶けて土や海へ流れ出します。植物はこれを根から吸い上げ、実や葉に蓄えるので、野菜や果物は身近な届け手になっています。
使われ方と研究
バナナやいもに多く含まれ、体の働きに欠かせません。植物の肥料にも使われます。
水に入れるとナトリウムよりさらに激しく反応し、むらさき色の炎を上げます。
自然のカリウムには、ごくわずかに放射線を出す種類(同位体)がまじっています。
似た性質を持つ金属の仲間
アルカリ金属は周期表の一族に並ぶ金属です。単体は反応しやすく、自然の中ではほかの元素と結びついた化合物として見つかります。塩や鉱物に含まれる元素と、銀色の金属の単体は同じ物質ではありません。身近な材料の名前と、その中に含まれる元素の名前を区別することが、性質を理解する第一歩です。
原子番号から分かること
カリウムの原子番号は19です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も19個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。