銀白色の重い金属で、これだけが集まった鉱石がほとんど知られていない、変わった元素です。ふつうの鉱山では見つからず、モリブデンを取り出すときの煙から集められます。高い温度でも形がくずれないので、空を飛ぶエンジンの最も熱い部分でひそかに働いています。
使われ方と研究
ジェットエンジンの熱に耐える部品に使われる、地球にとても少ない元素です。
名前は、ヨーロッパのライン川からきています。
金属の中では、タングステンに次いでとけにくい元素です。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
レニウムの原子番号は75です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も75個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。