銀白色の金属で、強い放射線を出しながら、みずから熱くなるほどのエネルギーを放ちます。ウランの鉱石の中にごくわずかに含まれていますが、集めるには大量の鉱石が必要です。今では原子炉(げんしろ)の中で人工的に作られ、ごく限られた使い道にだけ登場します。
使われ方と研究
強い放射線を出す元素。静電気を取り除く道具に使われたことがあります。扱いに注意が必要です。
名前は、ポーランドからきています。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
ポロニウムの原子番号は84です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も84個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。