同じ元素なのに、白・赤・黒と違う姿をもち、それぞれ性質も大きく違います。白い姿のものは、そのまま置いておくだけで火がつくほど活発ですが、赤い姿のものは落ちついていて、身の周りの道具にも使われます。体の中では、エネルギーを受けわたす仕組みの中心にもなっている大切な元素です。
使われ方と研究
マッチの発火する部分や、植物を育てる肥料に使われます。ほねや歯にも含まれる元素です。
白リンは空気に触れるだけで燃え出すため、水の中に入れて保管します。
DNAのくさりの部分にも含まれ、生き物になくてはならない元素です。
非金属にも、いろいろな姿がある
非金属は、一つの姿や性質だけでまとめられる仲間ではありません。気体も固体もあり、同じ元素でも原子の並び方によって性質が変わることがあります。炭素の黒鉛とダイヤモンドはその例です。原子の種類を知ったら、その原子が単独なのか、分子を作るのか、大きな結晶の一部なのかも考えてみましょう。
原子番号から分かること
リンの原子番号は15です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も15個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。