ヘリウムは無色の気体で、ほかの物質と非常に反応しにくい元素です。空気より軽いため風船にも使われます。非常に低い温度で液体になり、強い磁石を冷やす用途があります。地球で使うヘリウムの多くは、天然ガスから取り出されています。
使われ方と研究
空気より軽いので、風船や飛行船をうかせるのに使います。MRI(病院の検査装置)を冷やすのにも使われます。
名前は、ギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオス」からきています。
ふつうの気圧では、どんなに冷やしても固体にならない、たった一つの元素です。
反応しにくい仲間
周期表の右端に並ぶ貴ガスは、ほかの物質と反応しにくい元素の仲間です。ただし「絶対に化合物を作らない」という意味ではありません。重い貴ガスでは化合物も知られています。オガネソンのように、普通の気体として観察できていない元素もあり、族が同じでもすべての性質を同じと決めつけることはできません。
原子番号から分かること
ヘリウムの原子番号は2です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も2個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。