色もにおいもない気体で、ほかの物質とほとんど反応しない元素です。ところが細い管に閉じ込めて電気を流すと、鮮やかな赤い光を放ちます。この赤い光は遠くからでもよく目立つので、夜の町の目じるしとして長く親しまれてきました。
使われ方と研究
電気を通すと赤っぽく光るので、むかしからネオンサイン(看板の光る文字)に使われてきました。
名前は、ギリシャ語で「新しい」を意味する言葉からきています。
ほかの元素とほとんど結びつかず、今のところ安定した化合物が知られていません。
反応しにくい仲間
周期表の右端に並ぶ貴ガスは、ほかの物質と反応しにくい元素の仲間です。ただし「絶対に化合物を作らない」という意味ではありません。重い貴ガスでは化合物も知られています。オガネソンのように、普通の気体として観察できていない元素もあり、族が同じでもすべての性質を同じと決めつけることはできません。
原子番号から分かること
ネオンの原子番号は10です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も10個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。