銀白色のとても硬い金属で、酸にもほとんどおかされません。溶けるのに高い温度が必要なので、熱くなってもくずれない部品として、細い先の部分などに使われます。地球の表面ではめったに見つからないため、地層(ちそう)の中にこの元素がこく残っていると、宇宙から何かが落ちてきた手がかりになります。
使われ方と研究
とても硬くてさびない金属。自動車の点火プラグや、万年筆のペン先に使われます。
名前は、ギリシャ神話のにじの女神イリスからきています。
地球の表面にはとても少ないのに、いん石には多く含まれています。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
イリジウムの原子番号は77です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も77個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。