金属と非金属のあいだの性質をもつ、黒っぽくてとても硬い元素です。単体(たんたい)で見かけることは少なく、かわいた湖の底にたまった白い鉱物(こうぶつ)として集められます。ガラスに混ぜると、急に熱したり冷やしたりしてもわれにくくなるため、理科で使う器具や、火にかける器に向いています。
使われ方と研究
ガラスや洗剤(ホウ砂)に使われます。熱に強い理科用のガラスにも入っています。
中性子をよく吸いこむ性質があり、原子炉の反応をおさえる材料に使われます。
植物が育つのに、ほんの少しだけ必要な元素です。
金属と非金属の間を考える
この図鑑では半金属の仲間として分類しています。半金属という呼び方は、金属と非金属の中間的な性質を持つ元素をまとめるためのものです。どの元素を含めるかは資料によって違うこともあります。分類名だけで電気の通しやすさや硬さがすべて分かるわけではなく、温度、構造、ほかの元素との組み合わせも関わります。
原子番号から分かること
ホウ素の原子番号は5です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も5個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。