銀色をした、柔らかめの金属です。そのままの姿より、酸素と結びついた白い粉として役立つことが多く、光を受けて別の色に光りかえる材料のもとになります。青い光を白い光に変える仕組みにも使われていて、部屋のあかりの色あいをととのえています。ランタノイドではありませんが、性質がよく似ているため、一緒に希土類(きどるい)とよばれる仲間に入ります。
使われ方と研究
白色LEDや、むかしのテレビの赤い光を出す部分に使われました。
名前はスウェーデンの村イッテルビーからきていて、同じ村から4つの元素の名前が生まれました。
材料の性質は、組み合わせでも変わる
金属は、電気や熱の通しやすさ、光沢、加工のしやすさなどを利用して材料に使われます。ただし、すべての金属が同じ程度に電気を通すわけでも、同じように曲げられるわけでもありません。ほかの元素を加えた合金や、表面の薄い膜によっても性質は変わります。製品でこの元素が使われていても、製品全体が純粋な単体という意味ではありません。
原子番号から分かること
イットリウムの原子番号は39です。これは原子核に含まれる陽子の数を表します。電気を帯びていない原子では、電子の数も39個です。電子を失ったり受け取ったりするとイオンになりますが、陽子の数が変わらなければ元素の種類は変わりません。
原子模型の輪は、電子の数を殻ごとに見分けるための模式図です。実際の電子が決まった円の線の上を回っているという意味ではありません。一つの原子の仕組みと、多くの原子が集まった材料の性質は、分けて考える必要があります。