小倉百人一首100首を、決まり字つきで見て・覚えて・遊べます。
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決まり字は、上の句を聞いたときに「この1首だ」と決まるところまでの最初の何文字かです。 この表は100首のよみをプログラムで比べて出したもので、書き写した決まり字表は使っていません。
| 字数 | 首数 | 決まり字 |
|---|---|---|
| 1字決まり | 7首 | す・ふ・め・さ・せ・ほ・む |
| 2字決まり | 43首 | あし・たご・おく・かさ・これ・つく・みち・たち・ちは・わび・つき・この・をぐ・ひさ・たれ・なつ・しら・しの・こひ・あひ・あふ・ゆら・やへ・かく・あけ・たき・やす・いに・よを・うら・もろ・ゆふ・おと・たか・うか・おも・よも・たま・みせ・きり・みよ・こぬ・もも |
| 3字決まり | 36首 | あきの・はるす・あまの・わがい・はなの・あまつ・いまこ・なにし・みかの・やまざ・ありあ・やまが・ひとは・わすら・あさぢ・あはれ・かぜを・みかき・なげき・わすれ・あらざ・ありま・おほえ・いまは・はるの・あらし・あはぢ・あきか・ながか・ながら・なげけ・わがそ・おほけ・はなさ・かぜそ・ひとも |
| 4字決まり | 6首 | なにはが・こころあ・ちぎりき・こころに・ちぎりお・なにはえ |
| 5字決まり | 2首 | よのなかよ・よのなかは |
| 6字決まり | 6首 | わたのはらや・きみがためは・あさぼらけあ・きみがためを・あさぼらけう・わたのはらこ |
| 合計 | 100首 |
絵札の人物の絵は用意していません(絵の様式に諸説があるため)。 代わりに作者名から機械的に分けた4つの分類を、絵文字とラベルで表示します。 坊主めくりのルールは家や地方によってちがいます。ここでは下の決め方で遊びます。
分け方: 作者名に「法師・僧正・入道」が入る人=坊主/名前が「天皇・院」で終わる人=帝/ 女性の歌人=姫/それ以外=殿。2番 持統天皇は女性のため姫にしています。
蝉丸の扱いには諸説あります。名前に「法師」がつかないので機械判定では殿になりますが、 絵札では僧の姿で描かれることが多く、坊主として遊ぶ流儀も広く行われています。遊ぶ前に決めてください。
場札 0枚
読み札の一覧を、1枚に10首ずつ・全10枚のA4(たて)で印刷できます。練習用の手もと資料としてどうぞ。 取り札・読み札の体裁をまねた印刷は入れていません。
| 1 | あきの | 秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わがころもではつゆにぬれつつ | 天智天皇 |
| 2 | はるす | 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 はるすぎてなつきにけらししろたへの ころもほすてふあまのかぐやま | 持統天皇 |
| 3 | あし | 足引きの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ あしびきのやまどりのをのしだりをの ながながしよをひとりかもねむ | 柿本人麻呂 |
| 4 | たご | 田子の浦に 打出でてみれば 白妙の ふじの高嶺に 雪は降りつつ たごのうらにうちいでてみればしろたへの ふじのたかねにゆきはふりつつ | 山部赤人 |
| 5 | おく | 奥山に 紅葉ふみ分け なく鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき おくやまにもみぢふみわけなくしかの こゑきくときぞあきはかなしき | 猿丸大夫 |
| 6 | かさ | かささぎの 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞふけにける かささぎのわたせるはしにおくしもの しろきをみればよぞふけにける | 中納言家持 |
| 7 | あまの | 天の原 ふりさけ見れば 春日なる みかさの山に 出でし月かも あまのはらふりさけみればかすがなる みかさのやまにいでしつきかも | 阿倍仲麻呂 |
| 8 | わがい | わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり わがいほはみやこのたつみしかぞすむ よをうぢやまとひとはいふなり | 喜撰法師 |
| 9 | はなの | 花の色は 移りにけりな 徒に 我が身世にふる ながめせしまに はなのいろはうつりにけりないたづらに わがみよにふるながめせしまに | 小野小町 |
| 10 | これ | これや此の 行くも帰るも 別かれては 知るも知らぬも 逢坂の関 これやこのゆくもかへるもわかれては しるもしらぬもあふさかのせき | 蝉丸 |
| 11 | わたのはらや | わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人にはつげよ あまの釣舟 わたのはらやそしまかけてこぎいでぬと ひとにはつげよあまのつりぶね | 参議篁 |
| 12 | あまつ | 天つ風 雲のかよひぢ 吹きとぢよ をとめの姿 しばし留めむ あまつかぜくものかよひぢふきとぢよ をとめのすがたしばしとどめむ | 僧正遍昭 |
| 13 | つく | 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる つくばねのみねよりおつるみなのがは こひぞつもりてふちとなりぬる | 陽成院 |
| 14 | みち | 陸奥の しのぶもぢずり 誰故に みだれ初めにし 我ならなくに みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに みだれそめにしわれならなくに | 河原左大臣 |
| 15 | きみがためは | 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ きみがためはるののにいでてわかなつむ わがころもでにゆきはふりつつ | 光孝天皇 |
| 16 | たち | 立別れ いなばの山の 嶺におふる まつとし聞かば 今帰り来む たちわかれいなばのやまのみねにおふる まつとしきかばいまかへりこむ | 中納言行平 |
| 17 | ちは | ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 から紅に 水くくるとは ちはやぶるかみよもきかずたつたがは からくれなゐにみづくくるとは | 在原業平朝臣 |
| 18 | す | 住の江の 岸に寄る浪 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ すみのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよひぢひとめよくらむ | 藤原敏行朝臣 |
| 19 | なにはが | 難波潟 短き葦の ふしのまも あはで此の世を すぐしてよとや なにはがたみじかきあしのふしのまも あはでこのよをすぐしてよとや | 伊勢 |
| 20 | わび | 侘びぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ わびぬればいまはたおなじなにはなる みをつくしてもあはむとぞおもふ | 元良親王 |
| 21 | いまこ | 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな いまこむといひしばかりにながつきの ありあけのつきをまちいでつるかな | 素性法師 |
| 22 | ふ | 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ ふくからにあきのくさきのしをるれば むべやまかぜをあらしといふらむ | 文屋康秀 |
| 23 | つき | 月見れば 千々に物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど つきみればちぢにものこそかなしけれ わがみひとつのあきにはあらねど | 大江千里 |
| 24 | この | 此の度は 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに このたびはぬさもとりあへずたむけやま もみぢのにしきかみのまにまに | 菅家 |
| 25 | なにし | 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人にしられで くるよしもがな なにしおはばあふさかやまのさねかづら ひとにしられでくるよしもがな | 三条右大臣 |
| 26 | をぐ | 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ をぐらやまみねのもみぢばこころあらば いまひとたびのみゆきまたなむ | 貞信公 |
| 27 | みかの | みかの原 わきて流るる 泉川 いつみきとてか 恋しかるらむ みかのはらわきてながるるいづみがは いつみきとてかこひしかるらむ | 中納言兼輔 |
| 28 | やまざ | 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば やまざとはふゆぞさびしさまさりける ひとめもくさもかれぬとおもへば | 源宗于朝臣 |
| 29 | こころあ | 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 こころあてにをらばやをらむはつしもの おきまどはせるしらぎくのはな | 凡河内躬恒 |
| 30 | ありあ | 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし ありあけのつれなくみえしわかれより あかつきばかりうきものはなし | 壬生忠岑 |
| 31 | あさぼらけあ | 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 あさぼらけありあけのつきとみるまでに よしののさとにふれるしらゆき | 坂上是則 |
| 32 | やまが | 山がはに 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり やまがはにかぜのかけたるしがらみは ながれもあへぬもみぢなりけり | 春道列樹 |
| 33 | ひさ | 久方の 光のどけき 春の日に しづごころなく 花の散るらむ ひさかたのひかりのどけきはるのひに しづごころなくはなのちるらむ | 紀友則 |
| 34 | たれ | 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに たれをかもしるひとにせむたかさごの まつもむかしのともならなくに | 藤原興風 |
| 35 | ひとは | 人はいさ 心もしらず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける ひとはいさこころもしらずふるさとは はなぞむかしのかににほひける | 紀貫之 |
| 36 | なつ | 夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ なつのよはまだよひながらあけぬるを くものいづこにつきやどるらむ | 清原深養父 |
| 37 | しら | 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける しらつゆにかぜのふきしくあきののは つらぬきとめぬたまぞちりける | 文屋朝康 |
| 38 | わすら | 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな わすらるるみをばおもはずちかひてし ひとのいのちのをしくもあるかな | 右近 |
| 39 | あさぢ | 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき あさぢふのをののしのはらしのぶれど あまりてなどかひとのこひしき | 参議等 |
| 40 | しの | 忍ぶれど 色に出にけり 我が恋は ものや思ふと 人の問ふまで しのぶれどいろにいでにけりわがこひは ものやおもふとひとのとふまで | 平兼盛 |
| 41 | こひ | 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか こひすてふわがなはまだきたちにけり ひとしれずこそおもひそめしか | 壬生忠見 |
| 42 | ちぎりき | 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 浪こさじとは ちぎりきなかたみにそでをしぼりつつ すゑのまつやまなみこさじとは | 清原元輔 |
| 43 | あひ | 逢ひみての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり あひみてののちのこころにくらぶれば むかしはものをおもはざりけり | 権中納言敦忠 |
| 44 | あふ | 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし あふことのたえてしなくばなかなかに ひとをもみをもうらみざらまし | 中納言朝忠 |
| 45 | あはれ | 哀れとも いふべき人は おもほえで 身のいたづらに なりぬべきかな あはれともいふべきひとはおもほえで みのいたづらになりぬべきかな | 謙徳公 |
| 46 | ゆら | 由良の戸を わたる舟人 楫をたえ 行方もしらぬ 恋の道かな ゆらのとをわたるふなびとかぢをたえ ゆくへもしらぬこひのみちかな | 曽禰好忠 |
| 47 | やへ | 八重葎 しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋はきにけり やへむぐらしげれるやどのさびしきに ひとこそみえねあきはきにけり | 恵慶法師 |
| 48 | かぜを | 風をいたみ 岩うつ浪の おのれのみ 砕けてものを 思ふ頃かな かぜをいたみいはうつなみのおのれのみ くだけてものをおもふころかな | 源重之 |
| 49 | みかき | 御垣守 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ ものをこそ思へ みかきもりゑじのたくひのよるはもえ ひるはきえつつものをこそおもへ | 大中臣能宣朝臣 |
| 50 | きみがためを | 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな きみがためをしからざりしいのちさへ ながくもがなとおもひけるかな | 藤原義孝 |
| 51 | かく | かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆる思ひを かくとだにえやはいぶきのさしもぐさ さしもしらじなもゆるおもひを | 藤原実方朝臣 |
| 52 | あけ | 明けぬれば くるるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな あけぬればくるるものとはしりながら なほうらめしきあさぼらけかな | 藤原道信朝臣 |
| 53 | なげき | 嘆きつつ 独りぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る なげきつつひとりぬるよのあくるまは いかにひさしきものとかはしる | 右大将道綱母 |
| 54 | わすれ | 忘れじの 行末までは 難ければ 今日を限りの 命ともがな わすれじのゆくすゑまではかたければ けふをかぎりのいのちともがな | 儀同三司母 |
| 55 | たき | 滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ たきのおとはたえてひさしくなりぬれど なこそながれてなほきこえけれ | 大納言公任 |
| 56 | あらざ | あらざらむ 此の世のほかの 思ひ出に 今一たびの 逢ふこともがな あらざらむこのよのほかのおもひでに いまひとたびのあふこともがな | 和泉式部 |
| 57 | め | 廻り逢ひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな めぐりあひてみしやそれともわかぬまに くもがくれにしよはのつきかな | 紫式部 |
| 58 | ありま | 有馬山 ゐなのささ原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする ありまやまゐなのささはらかぜふけば いでそよひとをわすれやはする | 大弐三位 |
| 59 | やす | やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな やすらはでねなましものをさよふけて かたぶくまでのつきをみしかな | 赤染衛門 |
| 60 | おほえ | 大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 おほえやまいくののみちのとほければ まだふみもみずあまのはしだて | 小式部内侍 |
| 61 | いに | 古への 奈良の都の 八重ざくら 今日九重に 匂ひぬるかな いにしへのならのみやこのやへざくら けふここのへににほひぬるかな | 伊勢大輔 |
| 62 | よを | 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ よをこめてとりのそらねははかるとも よにあふさかのせきはゆるさじ | 清少納言 |
| 63 | いまは | 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな いまはただおもひたえなむとばかりを ひとづてならでいふよしもがな | 左京大夫道雅 |
| 64 | あさぼらけう | 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木 あさぼらけうぢのかはぎりたえだえに あらはれわたるせぜのあじろぎ | 権中納言定頼 |
| 65 | うら | 恨み侘び ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ うらみわびほさぬそでだにあるものを こひにくちなむなこそをしけれ | 相模 |
| 66 | もろ | 諸共に あはれと思へ 山ざくら 花よりほかに 知る人もなし もろともにあはれとおもへやまざくら はなよりほかにしるひともなし | 前大僧正行尊 |
| 67 | はるの | 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ はるのよのゆめばかりなるたまくらに かひなくたたむなこそをしけれ | 周防内侍 |
| 68 | こころに | 心にも あらで憂世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな こころにもあらでうきよにながらへば こひしかるべきよはのつきかな | 三条院 |
| 69 | あらし | 嵐ふく 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり あらしふくみむろのやまのもみぢばは たつたのかはのにしきなりけり | 能因法師 |
| 70 | さ | 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮 さびしさにやどをたちいでてながむれば いづこもおなじあきのゆふぐれ | 良暹法師 |
| 71 | ゆふ | 夕されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く ゆふさればかどたのいなばおとづれて あしのまろやにあきかぜぞふく | 大納言経信 |
| 72 | おと | 音に聞く 高師の浜の あだ浪は かけじや袖の ぬれもこそすれ おとにきくたかしのはまのあだなみは かけじやそでのぬれもこそすれ | 祐子内親王家紀伊 |
| 73 | たか | 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ たかさごのをのへのさくらさきにけり とやまのかすみたたずもあらなむ | 権中納言匡房 |
| 74 | うか | うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを うかりけるひとをはつせのやまおろしよ はげしかれとはいのらぬものを | 源俊頼朝臣 |
| 75 | ちぎりお | 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も去ぬめり ちぎりおきしさせもがつゆをいのちにて あはれことしのあきもいぬめり | 藤原基俊 |
| 76 | わたのはらこ | わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白浪 わたのはらこぎいでてみればひさかたの くもゐにまがふおきつしらなみ | 法性寺入道前関白太政大臣 |
| 77 | せ | 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ せをはやみいはにせかるるたきがはの われてもすゑにあはむとぞおもふ | 崇徳院 |
| 78 | あはぢ | 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いくよ寝覚めぬ 須磨の関守 あはぢしまかよふちどりのなくこゑに いくよねざめぬすまのせきもり | 源兼昌 |
| 79 | あきか | 秋風に たなびく雲の 絶間より もれ出づる月の 影のさやけさ あきかぜにたなびくくものたえまより もれいづるつきのかげのさやけさ | 左京大夫顕輔 |
| 80 | ながか | ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ ながからむこころもしらずくろかみの みだれてけさはものをこそおもへ | 待賢門院堀河 |
| 81 | ほ | ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる ほととぎすなきつるかたをながむれば ただありあけのつきぞのこれる | 後徳大寺左大臣 |
| 82 | おも | 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり おもひわびさてもいのちはあるものを うきにたへぬはなみだなりけり | 道因法師 |
| 83 | よのなかよ | 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞなくなる よのなかよみちこそなけれおもひいる やまのおくにもしかぞなくなる | 皇太后宮大夫俊成 |
| 84 | ながら | ながらへば また此の頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき ながらへばまたこのごろやしのばれむ うしとみしよぞいまはこひしき | 藤原清輔朝臣 |
| 85 | よも | 夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり よもすがらものおもふころはあけやらで ねやのひまさへつれなかりけり | 俊恵法師 |
| 86 | なげけ | 嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな なげけとてつきやはものをおもはする かこちがほなるわがなみだかな | 西行法師 |
| 87 | む | 村雨の 露もまだひぬ 槙の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮 むらさめのつゆもまだひぬまきのはに きりたちのぼるあきのゆふぐれ | 寂蓮法師 |
| 88 | なにはえ | 難波江の あしのかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ みをつくしてやこひわたるべき | 皇嘉門院別当 |
| 89 | たま | 玉の緒よ たえなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする | 式子内親王 |
| 90 | みせ | 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色はかはらず みせばやなをじまのあまのそでだにも ぬれにぞぬれしいろはかはらず | 殷富門院大輔 |
| 91 | きり | きりぎりす なくや霜夜の さむしろに 衣かたしき 独りかも寝む きりぎりすなくやしもよのさむしろに ころもかたしきひとりかもねむ | 後京極摂政前太政大臣 |
| 92 | わがそ | わが袖は 汐干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし わがそではしほひにみえぬおきのいしの ひとこそしらねかわくまもなし | 二条院讃岐 |
| 93 | よのなかは | 世の中は 常にもがもな 渚こぐ 海士の小舟の 綱手かなしも よのなかはつねにもがもななぎさこぐ あまのをぶねのつなでかなしも | 鎌倉右大臣 |
| 94 | みよ | みよし野の 山の秋風 小夜更けて 故郷寒く 衣うつなり みよしののやまのあきかぜさよふけて ふるさとさむくころもうつなり | 参議雅経 |
| 95 | おほけ | おほけなく うき世の民に おほふかな 我が立つ杣に 墨染の袖 おほけなくうきよのたみにおほふかな わがたつそまにすみぞめのそで | 前大僧正慈円 |
| 96 | はなさ | 花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり はなさそふあらしのにはのゆきならで ふりゆくものはわがみなりけり | 入道前太政大臣 |
| 97 | こぬ | 来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ こぬひとをまつほのうらのゆふなぎに やくやもしほのみもこがれつつ | 権中納言定家 |
| 98 | かぜそ | 風そよぐ 楢の小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける かぜそよぐならのをがはのゆふぐれは みそぎぞなつのしるしなりける | 従二位家隆 |
| 99 | ひとも | 人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は ひともをしひともうらめしあぢきなく よをおもふゆゑにものおもふみは | 後鳥羽院 |
| 100 | もも | 百敷や 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり ももしきやふるきのきばのしのぶにも なほあまりあるむかしなりけり | 順徳院 |
小倉百人一首の100首を、上の句・下の句・よみ・作者・決まり字のカードで一覧にしました。 並べかえは番号順・決まり字順(みじかい順)・作者順の3つ。 札をタップすると大きく表示され、現代仮名遣いのよみと出典(勅撰集)が出ます。 「覚えた」にチェックを入れると、100首のうち何首おぼえたかが上のバーに出ます。
このページの決まり字は、あらかじめ書いた表ではなく、 100首のよみをプログラムで比べて「他の99首と区別できる最短の冒頭」を毎回計算して出しています。 画面の色分けも、印刷も、検証プログラムも、すべて同じ計算結果を使っています。 競技かるたの決まり字は耳で聞いた音で決まるので、比べるときは「を→お」「ゐ→い」「ゑ→え」「ぢ→じ」「づ→ず」と 音をそろえてから比べています(26番「をぐらやま」が「おぐ」の2字決まりになるのはこのためです)。
「決まり字べんきょう」のタブでは、一字決まりの7首(むすめふさほせ)から順に、字数ごとにまとめて見られます。 字数ごとの首数の表もあるので、どこまで覚えたかの目安になります。 競技かるたでは、まず一字決まり、つぎに二字決まりと進むのがふつうの順序です。
百人一首の絵札は江戸時代からいろいろな様式があり、どの姿が正しいと決められるものではありません。 そのため人物のイラストは作らず、作者名から機械的に分けた 「姫・殿・坊主・帝」の4分類を絵文字とラベルで表示して遊べるようにしています。 蝉丸の扱いには諸説があるため、既定では殿にしておき、スイッチで坊主に切りかえられます。 ルールも家や地方でちがうので、画面に書いた決め方はひとつの例です。
和歌そのものは鎌倉時代の成立で、著作権はありません(パブリックドメイン)。 本文は記憶で書き起こさず、Wikisource「小倉百人一首」・Wikipedia「百人一首」・ William N. Porter A Hundred Verses from Old Japan(1909年・著作権消滅)という 3つの公開資料から取り込み、全100首を突き合わせて作りました。 食いちがった6首は三者を照合して採用を決め、いまも別の本文が行われている箇所は札の中に 「異同」の注記を出しています。作者のよみは歴史的仮名遣いのままです。
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