使い方
- ひな形を選ぶ:「くらしの基本」「からだ・きもち」「学校・あそび」「食事」「おねがい」から近いものを選びます。空のボードから作ることもできます。
- ことばを入れかえる:ボードのマスを押してから、下の一覧のことばを押すと入れかわります。マスの数は4〜20から選べます。家族の名前やペットなど、一覧にないことばは「自分のことば・写真を足す」で作れます。
- 画面で使う:タブレットやスマホの画面いっぱいにボードを出します。マスを押すと、そのマスが太い枠で囲まれ、上の欄にことばが大きく出て、端末の声で読み上げます。
- 印刷する:A4縦か横を選んで印刷します。ラミネートしてベッドサイド・食卓・車いすのテーブルなどに置いておけます。
指さし会話ボード(コミュニケーションボード)とは
ことばが出にくいとき、声が出しにくいとき、耳が聞こえにくいときに、伝えたいことを指でさして知らせるためのボードです。「はい・いいえ」「トイレ」「のみもの」「いたい」「さむい」のように、毎日よく使うことばを絵と文字で並べておくと、聞く人が一つずつ質問して確かめるよりも早く、本人が自分から伝えられます。脳卒中のあとの失語症の方や、難聴の方との会話、入院中・手術後で声が出しにくいとき、特別支援学級や家庭で、ことばだけだと伝わりにくい子どもとのやりとりなど、いろいろな場面で使われています。
病院や自治体・団体が配っている決まった形のボードもありますが、このツールでは、その人の暮らしに合わせてことばを選び直し、家族やペットの写真も入れて、自分の施設・家庭用のボードを作れます。ボードはいくつでも保存できるので、「ベッドサイド用」「食事用」「お出かけ用」のように場面ごとに分けておくと、マスが少なくて済み、さしやすくなります。
介護の現場・ご家庭で使うときのこつ
- 最初は「はい・いいえ」を含めた4〜9マスくらいから始め、慣れてきたら増やします。マスが少ないほど大きくなり、さしやすくなります。
- 聞く人は、さしたマスのことばを声に出して「トイレですね」と確かめます。違っていたら「いいえ」をさしてもらいます。
- 画面で使うときは、押したマスの読み上げを聞いてから次を押してもらいます。続けて押してしまったときのため、すぐ後の2度押しは受け付けないようにしています。
- 視力に合わせて「文字:特大」にすると、絵よりもことばが大きくなります。ひらがなが読みやすい方、漢字のほうが読みやすい方がいるので、表記を切り替えて確かめてください。
- 耳が聞こえにくい方には、聞く側の人がボードの「かいて」や「ゆっくり」をさして、筆談や話し方を合わせることもできます。
50音の文字盤(ひらがな文字盤)
用意したことばにないことを伝えたいときは、50音の文字盤で1字ずつさして伝えます。A4横に、50音・゛゜・小さい字・数字・「はい/いいえ」を並べて印刷できます。画面で使うと、さした字が上に並び、まとめて読み上げられます。
AIに考えてもらったことばを使う
ChatGPT などのAIに「〇〇の場面で使うことば」を頼み、返ってきた文章を「文章やAIの答えを貼り付けてボードにする」に貼り付けると、そのままボードになります。頼み方の例文をコピーできます。また、URLの ?items=トイレ,みず,はい,いいえ のように、ことばをカンマで区切って渡すと、そのことばでボードを開きます(600文字まで)。
大切なこと
このボードは、ふだんの意思を伝えやすくするための道具で、医療機器ではありません。体の状態を評価したり、診断したりするものでもありません。急な体調の変化があるときや緊急時は、ナースコール・119番など本来の手段を使ってください。作ったボードや写真は、この端末のブラウザの中だけに保存され、サーバーには送られません。